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日本の居酒屋業界を活性化させた大嶋啓介氏率いる「てっぺん」が、6月24日バンコクへ進出!日本居酒屋のハイレベルなサービスをバンコクでも提供

会長に就任した大嶋氏。現在は、全国をまわり講演会などにも注力する
約31坪85席のバンコク店。テラス席も設けた
バンコク店のスタッフ。日本の居酒屋精神をバンコクでも発揮する

居酒屋「てっぺん」を都内で7店舗経営し、“本気の朝礼”で一躍話題を集めたてっぺん(東京都渋谷区、代表:薄田典靖氏)。創業者の大嶋啓介氏は2006年、居酒屋業界全体の活性化を目的に「居酒屋甲子園」を立ち上げた。現在は「一人でも多くの人の人生が輝くきっかけでありたい」と全国を巡り講演を積極的に行なっている。今年4月には25歳の薄田氏に代表の座を譲り、大嶋氏は会長に就任。スタッフ一人一人の意識改革に務め、居酒屋業界の変革を担って来た同社は、2008年に初の海外店舗となる韓国店をオープン(運営:てっぺんINTERNATIONAL)。現在は韓国で4店舗の「てっぺん」を成功させている。同社が次の出店地として選んだのが、タイ・バンコクだ。

「以前はバンコク出店に魅力を感じませんでした。けれど、年々、街やそこにある飲食店が成長している印象があります。たった1年でここまで成長するのかというほどの変わりようです」と大嶋氏。今回の出店のきっかけは、バンコクに4年間滞在している大嶋氏の弟が「商売を始めたい」と話したことにはじまる。「弟には1年帰国させて、てっぺんの屋台をやらせました。何しろ飲食経験がなかったので、1年の経営でてっぺんの精神を学ばせましたね」(大嶋氏)。韓国店は鉄板焼き業態だが、バンコク店は居酒屋業態で参戦するという。業態について大嶋氏は「バンコクのサービスレベルはまだ低いです。我々のサービスの根底にある『お客さまを感動させる』という意識が薄い。これはスタッフがどれだけ仕事に誇りを持てるか、プロとしての意識を持てるかにかかっています。そういった意味で、現地の人が外食で働く意識の変革のきっかけにもなればと思っています」と話す。

バンコク店のメニュー開発には、なかめのてっぺんを経営するMUGENの内田正宏氏、居酒屋うっとりを展開するそらの都筑学氏のコラボレーションが実現。メニューコンセプトは「日本食のすばらしさを伝える」ことだという。メニューの半数に日本食材を使用し、「かつおの藁焼き」や「鯛飯」などの食文化を提案する。とは言え、バンコクには日本料理店も数多く存在する。また、「エンターテインメント性を兼ね備えた大規模な飲食店も多い」(大嶋氏)。そこで勝負するために、スタッフ力や本店でも行なっているバースデー企画などに注力し、他店舗との差別化を図って行く考えだ。

「この出店から、しばらくは店舗出店の計画はありません。しかし、海外に出店し成功させることで、弊社より独立するスタッフの手助けになると思っています。我々が韓国やバンコクで地盤を固め出店モデルをつくることで、独立者の海外出店も応援できます」と大嶋氏は語る。

(取材=虻川 実花)

店舗データ

店名 てっぺんbkk
住所 14/2 Sukhumvit 61 Rd., Khlongton-Nua,Wattana,Bangkok 10110
電話 02-714-1411
営業時間 18:00~翌1:00
定休日 無休(7月一杯は、日休)
坪数客数 31.2坪 85席(うちテラス42席)
客単価 1000バーツ

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