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【タイ発・動画コラム バンコク飲食の非常識 第19回】経済不況が生んだ麻辣湯ブームが定番化 低価格帯のDIY方式が急増中

【タイ発・動画コラム バンコク飲食の非常識】
飲食視点から東南アジア・タイの現地情報を発信。飲食業界、外食産業とその界隈にかかわる現地在住ならではのリアルな情報を動画コラムでお届けします。これから海外で事業を展開したい方、タイ、東南アジアへ進出を検討してる方にとっては必見のフードビジネス情報です。

長引く経済不況を背景とした可処分所得の継続的な圧迫が影響して、消費者は高級レストランやフルコース料理を敬遠、外食支出を大幅に切り詰めるようになった。手ごろな単価と具材を自由に選べるカスタマイズ性の高さが節約志向の強い層に支持を集め、「麻辣湯」が低価格帯市場を急速に拡大させている。


価格が手頃で
好きな具材を好きなだけ
自由に選べる
タイのおかれた経済状況と
タイ人の嗜好に
マッチした麻辣湯

タイ経済の長期的な低迷が、外食産業の構造変化を加速させている。家計の可処分所得が継続的に圧迫されるなか、消費者は外食支出を大幅に抑制せざるを得ない状況に置かれている。高級レストランやフルコース料理を敬遠し、単価の低いメニューへと需要をシフトさせる動きが顕著。物価上昇と所得伸び悩みが重なるなかで、外食の選択肢は「背伸びした非日常」から「身の丈にあった日常」へと位置づけを変えつつある。

こうした消費行動の変化を象徴するのが、比較的安価な麻辣湯(マーラータン)の急速な普及とチェーン店の増加。1食あたりの価格が手ごろで、具材を自由に選べるDIY方式(カスタマイズ性の高さ)が、節約志向の強い消費者層に強く支持されている。特に都市部の若者や中間所得層を中心に、日常的な外食の選択肢として急速に定番化しつつある。辛みと旨味のバランスが良く、量を調整しやすい点も、節約志向の予算のなかで満足感を得たいというニーズに合致している。

不景気下で外食全体の客単価が低下するなか、麻辣湯専門店の出店が加速し、既存の飲食店でも麻辣湯風メニューの導入が相次いでいる。この動きは、単なる流行を超えて、低価格帯市場の拡大を後押しする要因となっている。経済的な制約が、結果として新たな食文化の浸透と飲食業態の多様化を促す構図がますます鮮明になってきた印象。

今回は、バンコクの「麻辣湯激戦区」と言われてるラチャダ通り沿いにあるセントラル・ラマ9と隣接するG Towerのレストランフロアにある麻辣湯店をチェックした。動画の最後ではタイ人に最も人気のある麻辣湯チェーンの一つ「Mr. Bao」の店舗を訪問して実食してみた.




 

(取材=まえだ ひろゆき)

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