飲食店・レストラン“トレンド”を配信するフードビジネスニュースサイト「フードスタジアムワールド」

インタビュー

【タイ発・動画インタビュー バンコク外食伝 第23回】『ゆう奈』 鳥取県産品の海外進出をタイ事業の基軸に 河上 貴一 エムケイ開発株式会社

【タイ発・動画インタビュー バンコク外食伝】
タイで活躍する飲食店、外食企業の最前線に立つ方々にスポットを当て、本音で語ってもらいます。いまアジアの外食市場は激動の真っ只中、外食界隈で活躍する人の視点から東南アジア最大の外食市場タイ・バンコクのリアルに迫ります。

単に「おいしい日本食」を提供する日本食レストランではない、日本の地方産品を海外に売り込むという明確なミッションを帯びた存在。日本食レストラン『ゆう奈』は鳥取県産品をタイ市場に根付かせるための「生きたアンテナショップ」であり地方企業の海外展開モデルの性格が色濃い最前線基地でもある。


日本の地方産品の
海外展開を担う
地方出身者が経営する
日本食レストラン
産地に直結した
海外戦略

バンコクの日本人エリアからは離れた、観光客が多めのエリア「ナナ」に店を構える『ゆう奈』。いわゆる現地在住日本人をターゲットにした日本食レストランじゃない。ここのウリは、豊洲直送の鮮魚を使った本格寿司、しっとりと溶ける鳥取和牛、鳥取の地酒が並ぶカウンター。特に鳥取県産品に注力する点にこの店の特徴がある。

その中心にいるのが、エムケイ開発株式会社代表取締役の河上貴一さん。鳥取県出身、県内でスキー場や道の駅などの観光事業を手がけながら鳥取和牛をはじめとする地元食材の販路拡大に取り組んできた。2012年、JETROバンコクの商談会をきっかけにタイ市場へ本格参入。

鳥取産の食材を輸入して広めたいなら、自分で店を持つ方が早いと、2016年に日本食レストラン『ゆう奈』を買収した。狙いは明確。このレストランを「アンテナショップ」と位置づけ、顧客に県産品を実際に食べてもらうことで鳥取県の認知を高めること。結果、客層は日本人中心からタイ人中心へと転換。鳥取和牛や地酒を知らない層に直接届ける仕組みを確立した。

『ゆう奈』の展開を見て感じるのは、地方産品の海外展開における「最終消費者との接点」の重要性。輸出額の数字だけを追うのではなく現地の食卓や食習慣に入り込んでいく。その実践の場として店舗が機能する。地方創生と越境ビジネスを同時に進めるモデルとして、日本の他の地域の地方産品企業にも参考になるはず。




(取材=まえだ ひろゆき)

店舗データ

店名 YUNA
住所 Sukhumvit 11/1 Alley, Khlong Toei Nuea, Watthana, Bangkok 10110
アクセス

インタビュー一覧トップへ

食べログ掲載店募集中

飲食施設の分煙環境整備補助金の取り組み
Copyright © 2019 Food Stadium.,Ltd. All Rights Reserved. All Rights Reserved.