【タイ発・動画インタビュー バンコク外食伝】
タイで活躍する飲食店、外食企業の最前線に立つ方々にスポットを当て、本音で語ってもらいます。いまアジアの外食市場は激動の真っ只中、外食界隈で活躍する人の視点から東南アジア最大の外食市場タイ・バンコクのリアルに迫ります。
値上げが続くタイのラーメン市場で1杯税サ込180バーツ(約850円)の「ちゃん系」が話題になってる。日本で話題の昭和レトロ風スタイルが初上陸、たっぷりのチャーシューと無料半ライスで満足度を高めた。ラーメン市場成熟期で中価格帯が苦戦する中、コスパ重視の日常需要を捉え本物志向と手頃さを両立する新潮流として注目を集めている。
タイ初の
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ちゃん系は店名に「○○ちゃん」を冠し昭和レトロな雰囲気の中で、なみなみ注がれた醤油ベースのスープ、たっぷりのチャーシュー、中太麺を提供するジャンル。ご飯との相性を重視し、日本国内では800〜1000円前後の手頃さが支持されている。同店ではお水・半ライスが無料で、チャーシューのボリューム感も強く「物価高のバンコクで神対応」との評価が広がった。
これは現在のタイ・ラーメン市場の構造変化を象徴する。ジェトロ調査によると、2025年の日本食レストラン総数は5781店と前年比2.2%減となり、調査開始以来初の減少を記録した。一方ラーメン専門店は823店(同2.6%増)と数少ない成長分野。背景にはコスト高騰がある。燃料・原材料・人件費の上昇が外食全体を圧迫し、日系チェーンでも200〜400バーツ超が珍しくない状況で中価格帯は苦戦が目立つ。
「とんちゃんラーメン」は日本で今まさにブームのスタイルを、タイの価格環境に合わせて徹底した低価格と高満足度(無料サービス付き)で提供した点が大きい。日本人居住者の多いエリアで、老舗撤退後の空白を埋める形で登場したことも認知拡大を後押しした。
成熟期に入ったタイ日本食市場では、単純な「日本食」では差別化が難しい。専門性やストーリー、体験価値に加え手頃さ、コスパの良さが改めて競争軸になっている。ちゃん系の低価格上陸はコスト圧力下で「本物らしさと日常性」を両立させる新たなモデルとして今後の出店戦略や価格戦略に示唆をあたえる契機になる。
(取材=まえだ ひろゆき)
店舗データ
| 店名 | TONCHAN RAMEN とんちゃんラーメン |
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| 住所 | No. 2/17–2/19, Terminal Building, G Floor, Sukhumvit 24 Alley, Khlong Tan, Khlong Toei, Bangkok 10110 |
| アクセス | TONCHAN RAMEN とんちゃんラーメン |
| 営業時間 | 11時30分~21時00分 |
| 定休日 | なし |
| 運営会社 | AF Creation Co., Ltd. |
























