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インタビュー

【タイ発・動画インタビュー バンコク外食伝 第16回 日本酒特集3】どんな日本酒が売れるのか予想するのが難しくなってきた 「折原商店」 高田 幸穂 BB&B ORIHARA CO., LTD.

【タイ発・動画インタビュー バンコク外食伝】
タイで活躍する飲食店、外食企業の最前線に立つ方々にスポットを当て、本音で語ってもらいます。いまアジアの外食市場は激動の真っ只中、外食界隈で活躍する人の視点から東南アジア最大の外食市場タイ・バンコクのリアルに迫ります。

東京の角打ち文化を代表する「折原商店」が2016年にタイ・バンコク に上陸して10年。梅酒などのリキュールブームに押され気味の印象がある日本酒。タイの日本酒市場の変遷を現場に立ち見守ってきた店長の高田幸穂さんにお話を聞いてきた。


タイ人は
「こういうお酒が好き」が
通用しなくなった
お酒を売るのじゃなく
魅力を
伝えるのが大事




1924年(大正13年)創業の東京・池袋の老舗酒販、株式会社折原がタイに進出して10年目。エカマイのPark Laneに構える折原商店バンコクは、単なる日本酒バーではない。タイにおける日本酒の本格的な“体験消費”を体現する稀有なプラットフォーム。

特徴は30蔵元、200種類を超える日本酒の常時在庫と徹底した温度管理。親会社の日本国内卸売ネットワークを活かし、季節限定酒や希少地酒を新鮮な状態で届ける。角打ちスタイルでグラス売り(180THB〜)を基本に、初心者から通までスタッフが好みに合わせて提案する「ソムリエ的接客」は、バンコクでは貴重な付加価値だ。おでんや隣接する焼き鳥店「白金酉玉」の焼きとりとのペアリングも、日本酒の“食中酒”としての魅力を最大化する。

タイの日本酒市場はここ10年で輸出額・数量が約2倍に拡大し、東南アジア有数の成長市場に浮上した。根強い日本食の人気と日本食レストラン数がASEANトップクラスであることが追い風となっているが、市場の大半は依然としてビールが支配し、日本酒はプレミアム・ニッチセグメントに留まる。

タイではまだ「日本酒=特別な1杯」というイメージが強いが折原商店バンコクはそれを「日常的に楽しむ文化」へと昇華させる存在。老舗の伝統と現地ニーズを融合させたこのモデルは、タイ日本酒市場の本格成熟期において、競合他社が追随すべき“スタンダード”となりつつある。

(取材=まえだ ひろゆき)

店舗データ

店名 折原商店 ORIHARA SHOTEN Sake bar
住所 Park Lane 18 Khlong Tan Nuea, Watthana, Bangkok 10110
アクセス 折原商店 ORIHARA SHOTEN Sake bar
営業時間 月曜日〜金曜日17時00分~0時00分、土曜日14時00分~0時00分、日曜日定休日
定休日 日曜日
運営会社 BB&B ORIHARA CO., LTD.
関連ページ [タイ発]角打ちの「折原商店」と焼き鳥の「白金・酉玉」がタイ一号店をバンコクにオープン

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