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日本のホルモン焼きの味・サービスを上海へ。「新鮮ホルモン まるみち 上海店」が7月24日オープン

日本店と同じデザイナーを起用し、ホルモン酒場の雰囲気を再現
和牛大腸の壷漬け「シマチョウ祭り」(小80元、大150元)
320gの一枚肉を使用する「次世代ハラミ」(128元)
国内ではFC展開にも注力していく予定と話す谷脇氏

ラーメン専門店「豚骨拉麺専門店 ラーメン道楽」や、ホルモン焼き「ホルモンまるみち」、ワイン酒場「バルミチェ」、イタリアンバル「バル道」など10業態20店舗を全国に展開する株式会社ディーアール(東京都品川区、代表取締役:谷脇宗氏)が、初の海外店となる「新鮮ホルモン まるみち 上海店」を7月24日にオープンした。出店場所の上海に関して谷脇氏は「日本式の焼肉店が流行の兆しをみせており、ホルモンに特化した店も増加傾向にありました。そのため、当社の主力ブランドである『まるみち』のスタイルを持っていければ勝機はあると感じました」と話す。

今回の上海出店は、東南アジアを中心とした海外貿易事業を営む株式会社エムズ商会からのオファーを受けて実現。エムズ商会が経営、ディーアールが運営・プロデュースを行なう形で出店している。物件探しは、情報をエムズ商会と協力して収集し、谷脇氏がその物件一つ一つに自ら足を運んで実地調査を行なった。現物件は、上海の中でも繁華街であり、日本人も多く在住する通りに立地。周辺には朝まで営業する店も多いため、「まるみち」も今後は朝5時までの営業を行ない、深夜利用客の取り込みを狙う。

「物件契約からオープンまでは、工期が押したことや、メニュー開発に2~3ヵ月を費やしたことで、約半年かかりました」と谷脇氏。食材や調味料はすべて現地調達のため、日本店と同様の味を再現することに時間を要した。また、主役のホルモンや正肉は数社の業者から選定し、現在は厳選した3社から仕入れている。メニューは日本店と同様に構成。日本でも好評の小250g、大400gの和牛大腸をカットせずに壷漬けした「シマチョウ祭り」(小80元、大150元)や、一枚320gの七輪からはみ出るボリュームが目をひく「次世代ハラミ」(128元)を看板に掲げる。上海店限定商品は、辛い味が好きな現地人へ向けた「マーラーつぼ漬けゲタカルビ」(150元)のみにとどめ、日本の焼肉文化を提唱する。現在の客単価は250元。食事利用する客が多く、現地人利用客は全体の3割程度だが徐々に増えているという。

「おかげさまで味の評判も上々です。日本の焼肉をそのまま持っていくというコンセプトのため、上海店のスタッフは全員日本語でサービスを行ないます。そうした雰囲気も、お客様には親しんで頂いておりますね」と谷脇氏は話す。今後は、立地ありきで既存業態を当てはめる展開をメインに、上海市内で10店舗出店を目標に掲げている。

(取材=虻川 実花)

店舗データ

店名 新鮮ホルモン まるみち 上海店
住所 上海市長寧区仙霞路675号
電話 021-6236-5559
営業時間 月~土17:00~翌5:00、日17:00~24:00
定休日 無休
坪数客数 41坪 55席
客単価 250元
関連リンク ディーアール

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