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【タイ発・動画コラム バンコク飲食の非常識 第11回】ブーム再燃か? とんかつ専門店がジワってる

【タイ発・動画コラム バンコク飲食の非常識】
飲食視点から東南アジア・タイの現地情報を発信。飲食業界、外食産業とその界隈にかかわる現地在住ならではのリアルな情報を動画コラムでお届けします。これから海外で事業を展開したい方、タイ、東南アジアへ進出を検討してる方にとっては必見のフードビジネス情報です。

2010年代の日本発とんかつ専門チェーン出店攻勢以来、日本食の定番メニューとして定着したとんかつ。2020年代に入り、高級店や特徴的なメニューをウリにしたり、それまでのとんかつチェーンとは違った感がある新規出店が目立つようになった。


寿司やラーメンみたいに
派手じゃないけど
根強い人気の
とんかつ専門店が気になる

タイ国内の日本食レストランの店舗数(JETROタイ国日本食レストラン調査)を見ると、専門店の上位は①寿司、②ラーメン、③すき/しゃぶ、④焼肉、⑤丼専門、⑥揚げ物専門、⑦カレー/オムライスと続く。この中でとんかつは7位の「揚げ物専門」の146店舗に含まれるが、ショッピングモールには必ず出店しててその数が増えてきた印象がある。

タイで日本食としてのとんかつは総合日本食レストランのメニューの一つとしてあったり、在住日本人向けのとんかつ専門店が路面店としてある程度だったが、2008年に当時あった『伊勢丹バンコク店』のレストラン街に『さぼてん』が日本発のとんかつ専門店チェーンとして初出店し、連日タイ人客が行列をつくるようになって「タイ人はとんかつが好きらしい」という認識が日本食界隈で広まるキッカケになった。

その後、2012年に『まい泉』、2013年に『和幸』、2014年に『かつや』などのとんかつ専門店が日本から上陸するようになった。この時期は訪日タイ人へのビザ免除開始による日本旅行ブームと重なり、とんかつに対する注目が集まり日系とんかつ専門店の店舗数も増えた。2026年時点の店舗数上位は『かつや』30店、『まい泉』12店、『和幸』11店、『さぼてん』7店。

多店舗展開、特にショップングモールへの出店に効果的なタイ側パートナー企業は、『さぼてん』が製パン最大手の『Farm House』、『和幸』は独資、『かつや』が飲食チェーン大手の『Central Restrauant Group』、『まい泉』は飲食チェーン大手の『S&P』となってて、人気ショッピングモールへの出店を実現させてきた。

2020年代に入ると高級とんかつ店、牛カツ、ミルフィーユカツ、塩で食べるとんかつなどいままでにないカテゴリーのとんかつ専門店が新規進出するようになってきた。さらに日本発ではないタイローカルのとんかつ専門店が多店舗展開するなど業態の多様化が見られる。




 

(取材=まえだ ひろゆき)

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