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インタビュー

新連載【タイ発・動画インタビュー バンコク外食伝 第1回】 居酒屋+ランチ 二毛作と新業態 強気に攻める 『トンロー横丁』、『ルンバ』 佐藤貴哉

【タイ発・動画インタビュー バンコク外食伝】
タイで活躍する飲食店、外食企業の最前線に立つ方々にスポットを当て、本音で語ってもらいます。いまアジアの外食市場は激動の真っ只中、外食界隈で活躍する人の視点から東南アジア最大の外食市場タイ・バンコクのリアルに迫ります。

バンコクでも有数の日本人密集エリアトンローのど真ん中で人気の居酒屋「トンロー横丁」。毎晩予約で満杯のこの界隈随一の繁盛店。そんなお店を切り盛りするのが佐藤貴哉さん。パンデミック前の0000年からは居酒屋営業だけではなく、ランチ時間帯を使って「北海道スープカレー」専門店を開店して二毛作営業。スープカレー専門店もトンロー界隈のランチでは大人気に。そして、今年(2025年)新たに新業態の「RUMBA」をオープン。今度は昼はスープスパゲティ、このお店も夜はバル系居酒屋の二毛作営業。そんなお店を展開する佐藤さんにお話をうかがった。


タイの景気低迷と外食不況と在住日本人の「大量引き揚げ」
日本人密集エリアへの影響はいかに?
このタイミングであえて新業態居酒屋を出店した狙いは?

タイに在留する日本人の人口は、外務省「海外在留邦人数調査統計」によると2021年の82,574人をピークに毎年減少している。最新の統計によると2024年で70,421人で14.7%の減少、2025年には70,000人を割り込むことも予想される。減少要因としては在留日本人の約55の日系企業駐在員とその帯同家族の「大量引き揚げ」が考えれる。実際、労働許可証保有者の日本人数は2014年の35,136人から2023年の10,906人に激減した。

この状況下、日本人をターゲットにした業界は多大な影響を受けてる。特に日本人が多く住むスクムヴィット通りエリアには、売り上げの多くの部分を日本人を依存した飲食店が多くあるため売り上げを直撃する。特に飲食店が多いトンロー通りでは、タイ人高級層の消費低迷、日本人の減少の2つのダメージを受けている。

このようなトンロー通り界隈にあって気勢を上げる居酒屋がある。それが「トンロー横丁」。夜間の居酒屋業態の時間帯では平日、休日問わず常に満席で予約必須。ランチ営業では、バンコクでは唯一無二の北海道スープカレー専門店で人気店となっている。さらに今年12月には同じくトンローに新たなスープパスタ専門店を立ち上げ、オープン以来連日大盛況。そんなお店を経営する佐藤貴哉さん(44歳)にお話をうかがいました。

(取材=まえだ ひろゆき)

店舗データ

店名 トンロー横丁(Thonglor Yokocho)
住所 138, 1 ถนน สุขุมวิท Khwaeng Khlong Tan Nuea, Watthana, Bangkok 10110
アクセス トンロー横丁(Thonglor Yokocho)
電話 095-265-3981
営業時間 トンロー横丁 17:00-23:30、 北海道スープカレー屋 Lunch 11:30-15:00、Dinner 17:00-22:00
定休日 なし
坪数客数 240平米 90席
運営会社 Vonkura Co., Ltd.
オープン日 2013年5月
関連リンク Facebook
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