【タイ発・動画コラム バンコク飲食の非常識】
飲食視点から東南アジア・タイの現地情報を発信。飲食業界、外食産業とその界隈にかかわる現地在住ならではのリアルな情報を動画コラムでお届けします。これから海外で事業を展開したい方、タイ、東南アジアへ進出を検討してる方にとっては必見のフードビジネス情報です。
タイは高いが「常識」のように言われてる。SNSを見てると「バンコクのラーメンは2,000円以上」とか、安いはずのタイ飯が「5年前の倍」になったとか。そこで、バンコクの中心部、主要道路のスクムヴィット通りとアソーク(ラチャダ)通りの交差点、高架鉄道(BTS)と地下鉄を結ぶ乗り換え駅のアソーク(スクムヴィット)駅の真上にあるショッピングモール「Terminal21」に行ってみた。館内のレストラン街、フードコートを歩いてみて飲食店のメニュー価格を店頭でチェック。特に日本にもあるチェーン店では現地通貨バーツを円換算した金額と日本国内価格とを比較。タイの物価は高くなったって思われてるけどそれってホント?
観光客だけじゃなくローカル地元民もたくさん来る
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日本人の海外旅行(出国者数)は、2019年のCOVID19の前のピーク時(約2,008万人)を頂点に、2020年以降の制限でゼロに。回復傾向にあるとはいえ2024年の年間出国者数は約1,301万人(2019年比約65%)。タイに来る日本人観光客も2019年のCOVID19の前のピーク時には約178万人に達したあと、2023年には約80万人から回復傾向で、2024年には5年ぶりに100万人を突破する好調を示しているように見えた。しかし、2025年に入ってからは増加ベースが鈍化。タイ全体の外国人観光客は2024年に3,555万人と過去最高を更新したが、日本人は8位(中国・マレーシアなどに次ぐ)と1990年代に訪タイ外国人の国別1位、全体の20%を日本人が占めた状況からは一変。
タイを訪れる日本人の感想は「タイは高くなった。昔みたいに何でも安かったタイはどこに行った?」。実際、タイに在住する視点で見れば、確かに日本が「失われた30年」の間にほとんど物価が上がらなかったのと比べればタイでは「順調」にインフレが続いてた。同時に、近年円安の深刻化は進み続け、円バーツレートも1万円=4,000バーツだった頃と比べ半値の2,000バーツへと急落してる。ホントにそうなのか? 地元タイ人にも観光客にも人気のショッピングモールのレストラン街からフードコートまで、価格を実際に行ってみて確認してみれば、観光地の観光客向けの「特別」じゃないリアルな物価がわかるはず。
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Terminal21については、Wkipediaを参照ください。 |
店舗データ
| 店名 | Terminal 21 |
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| 住所 | 88 Soi Sukhumvit 19, Khlong Toei Nuea, Watthana, Bangkok 10110 |
| アクセス | Terminal 21 |
| 営業時間 | 10;00〜22;00 |
| 定休日 | なし |
| 坪数客数 | 145,000 sqm |
| 運営会社 | TERMINAL21 Co.,Ltd. |
| オープン日 | 2011年10月11日 |
| 関連リンク | Terminal21 |
























