スターバックス マレーシアは、クアラルンプールの Bangsar Village IIショッピングモールに、2016年7月にスターバックス世界初の聴覚障害者向け店舗をオープンした。
同店が”世界一静かなスタバ”と言われる所以は、Official Signing Store(公式手話店舗)であり、ロゴには手話のサインが刻まれている。
The Society of Interpreters for the Deaf (手話通訳者協会)の協力によって実現した同店は、従業員13人中10人が聴覚障害者であり、手話を使って注文から受け取りまですべて行える。
手話が分からないゲストについては、メニューカードに記入してもらうオーダーシステムを採用。注文の商品が出来上がるとスクリーンに番号が点灯されるので、すべての客は会計の際に渡された番号札と照らし合わせて商品を受け取る仕組みとなっている。
同店に勤務するシフトマネージャーMohammad Aizad Bin Ariffinさんの目標は、“スターバックス史上初の聴覚障害者のストアマネージャー”だ。
スターバックスでは、障がい者の方達が働ける環境作りに力を入れており、今後も聴覚障害者の雇用機会を創出する支援活動を推進していく意向である。
■住所: No.2, Jalan Telawi Satu, Bangsar Baru,
59100 Kuala Lumpur, Malaysia
■関連リンク: https://news.starbucks.com/news/deaf-partners-build-careers-at-starbucks
2016.08.02