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【タイ発・動画コラム バンコク飲食の非常識 第9回】なぜ流行ってる? 巻かない巻き寿司の不思議

【タイ発・動画コラム バンコク飲食の非常識】
飲食視点から東南アジア・タイの現地情報を発信。飲食業界、外食産業とその界隈にかかわる現地在住ならではのリアルな情報を動画コラムでお届けします。これから海外で事業を展開したい方、タイ、東南アジアへ進出を検討してる方にとっては必見のフードビジネス情報です。

日本食が日常食として定着したタイでも日本の寿司。高級なおまかせ寿司業態から大衆向け回転寿司まで様々な寿司レストランを見かける。そんな中で、日本では見かけない「Sushi Hand Roll」という言葉を耳にすることが多くなった。


 

タイの寿司界隈で増殖中の
「Sushi Hand Roll」
おまかせ(高級寿司)と
回転寿司(大衆寿司)のはざまに
生まれた突然変異種?

 

JETROの「2025年度タイ国日本食レストラン調査」によると、タイ国内の日本食レストランの店舗数は5,781店舗と、前年の5,916店舗から135店舗(2.3%)減少した。これは2007年の調査開始以来初。業態別では、総合和食に次いで多かったのが寿司店だがやはり前年度に比べ2.3%減少してる。

そんな中、去年あたりからバンコクの日本食界隈、特に寿司店に不思議なブームが起きている。それは「寿司 ハンドロール(Sushi-Hand-Roll)」という業態の急増。CIVID-19によるパンデミック前の経済状況がよかった頃には客単価の高い高級なおまかせ寿司業態が流行。その後、最近の経済的不況の影響もあり、回転寿司業態の「スシロー」が急速に店舗数を伸ばしてきた。そのような時代の流れの中で、客単価2,000〜10,000バーツ(約10,000〜50,000円)と高額なおまかせ寿司業態のライブ感を味わいつつ金額を2,000バーツ(約10,000)以下に抑えた「Sushi Hand Roll」が都心部のショッピングモールを中心に増加しつつある。

「Sushi Hand Roll」は単価が低く抑えられてるだけでなく、おまかせ寿司業態が7〜12貫といった固定メニューなのに比べて顧客が好みに応じて注文を自由に選べたり、セットメニューであっても4貫で1,000バーツ(約5,000円)以下である点が安く、カジュアルにライブ感のある寿司を味わいたい顧客に受けてると言える。店舗側にとっても職人の熟練度が必要な握りが不要、カウンターのみの店舗で初期投資費用が抑えられるなどの点で店舗開業の負担が少ないと言ったメリットもある。このようなハードルの低さから、大衆向け日本食ブッフェ(食べ放題)チェーンの中にはメニューアイテムの中に入れる店舗もある。


(取材=まえだ ひろゆき)

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