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【タイ発・動画コラム バンコク飲食の非常識 第7回】日式外食バトル 仁義なきハンバーグ戦争勃発

【タイ発・動画コラム バンコク飲食の非常識】
飲食視点から東南アジア・タイの現地情報を発信。飲食業界、外食産業とその界隈にかかわる現地在住ならではのリアルな情報を動画コラムでお届けします。これから海外で事業を展開したい方、タイ、東南アジアへ進出を検討してる方にとっては必見のフードビジネス情報です。

2024年に日本発のハンバーグ専門店『挽肉と米』がタイに初上陸、オープン以来Central Worldの1号店には連日行列ができている。この降って湧いたようなハンバーグ人気にタイの日本食界隈が大騒ぎになった。ハンバーグというそれまで注目されてなかった日式洋食の古くて新しいメニューにタイの飲食業界が熱い視線を送っている。


和食のメニューとしてお椀に盛ったご飯と
お味噌汁に合わせて提供するハンバーグ専門店が
タイの飲食マーケットを騒がせている
ハンバーグ専門店はタイの飲食市場に定着するか?

 

以前はタイ人にとっての日本食といえば寿司、天ぷら、とんかつだったのが、日本旅行が「自由化」されたくらいから日本の「洋食」にも注目が集まるようになった。オムライス、カツカレー、ナポリタン、グラタンそしてハンバーグなどが認知されるようになったのはこの10年くらい。

そんな日本の洋食の中でも最近注目されてるのがハンバーグ。いままで日本の洋食メニューの一つでしかなかったハンバーグがラーメン、カレーライス、オムライスのように専門店としてウリにするお店が出現した。

『挽肉と米』Central World店

『挽肉と米』Central World店



最初に口火を切ったのは、2024年にオープンした日本で人気だったチェーン店『挽肉と米』。タイでも日本と同じく炭火で焼き上げる提供方法を採用してお客さんは円形のグリルを囲んだカウンター席に座るスタイル。『挽肉と米』のタイ側のパートナーは、1962年創業、2013年に上場した『MK Restaurant Group』でタイの飲食企業としては最大手。タイ国内でタイスキの『MK』を400店舗以上展開する。これ以外に日本食レストラン『やよい軒』を200店舗以上展開する。

 

『極味や』Central Park店

『極味や』Central Park店



一方の『極味や』は日本の福岡発祥の「自分で焼くハンバーグ」のレアハンバーグを提供するお店。タイでは黒毛和牛の挽肉使用と言ったプレミアム感をウリにしてる。客席の鉄板で表面だけ焼いてあとはお客さんが自分でお好みの状態に焼き上げる点も日本と同様。『極味や』のタイ側パートナーは、2010年設立の『Maguro Group』で2024年6月に上場した。日本食レストラン『MAGURO』20店舗、『HITORI SHABU』17店舗などを展開して、日本発の『極味や』以外に『とんかつ檍』7店舗を展開する。2026年には『廻転鮨 銀座おのでら』をオープン予定。

メニュー価格は『挽肉と米』が90gのパテが3個+ご飯セットで590฿(約2,960円)、『極味や』が120g320฿(約1,600円)、160g420฿(約2,100円)、200g490฿(2,460円)、320g690฿(3,460円)+ご飯セット80฿(約400円)となってる。日本より割高なタイの日本食としてはミドルレンジで、経済不況により高価格帯が敬遠される最近のタイの消費者志向に合っていると考えられる。

『肉肉大米』Siam Cenrter店

『肉肉大米』Siam Cenrter店



このように日本発のハンバーグ専門店をタイの外食大手が展開する中、2026年3月には『物語コーポレーション』の海外専用ブランド『肉肉大米』のタイ進出やローカル資本の日式焼肉店ががハンバーグメニューを押してくるなどハンバーグがタイの日本食のキーワードになりつつある。

 

 

 

 




 

(取材=まえだ ひろゆき)

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