【タイ発・動画コラム バンコク飲食の非常識】
飲食視点から東南アジア・タイの現地情報を発信。飲食業界、外食産業とその界隈にかかわる現地在住ならではのリアルな情報を動画コラムでお届けします。これから海外で事業を展開したい方、タイ、東南アジアへ進出を検討してる方にとっては必見のフードビジネス情報です。
タイの屋台といえば世界的にも有名でタイの食文化を支える「インフラ」のように思われているが、路上に屋台が並ぶ風景はバンコクのような都市部では年々消えつつあり、観光客向けエリアやナイトマーケットでのみ生き残る程度。かつてタイの中食の中心的役割を果たしていた屋台はコンビニの棚に並ぶ「ready-to-eat foodカテゴリー」にその座を譲りつつある。モクモクと煙の上がる炭火焼きや火柱の上がる炒め物はコンビニのレジ裏の電子レンジに置き換わってしまった。
タイ人の食を支えてきた屋台が
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1989年にタイ初の7-Eleven店舗がバンコクのパッポン通りにオープンして以来コンビニの店舗数は急速に増え続け、2026年現在、7-Elevenだけでタイ全土に約16,000店舗を超える。ちなみに、7-Elevenの店舗数は日本の約21,000店舗に次ぐ世界2位で、タイのコンビニ店舗数の約70%を占める独占状態。
タイの7-Elevenの売り上げのうち約76%が食品関連でその大半がお弁当などの「ready-to-eat foodカテゴリー」となり、タイの中食市場の45-60%程度を占めると言われてる。一方、タイの食文化を代表するもの屋台はバンコクの都心では条例によって禁止され、ほとんどの屋台街が都心部から消え去った。中食市場に占める割合も30-45%程度でその割合は減少すると見込まれる。
コンビニが中食市場で伸長した背景には、製造過程の衛生面、24時間営業の利便性もあるが、大量生産による低価格(45-75฿)も大きな要因。かつてコンビニより割安(20-30฿)だった屋台がコスト上昇により年々価格が上昇(50-80฿)して「屋台離れ」が進んだ。
(取材=まえだ ひろゆき)
























